ごみゼロアプリで街をきれいに!
ベストプラクティスとは、世界の重要な課題を解決する良質なプロジェクトを発信するプログラムです。大阪・関西万博では、テーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」を体現するプロジェクトが選ばれ、万博会場内のベストプラクティスエリアに展示されています。
そこで、地球の未来と生物多様性の項目でベストプラクティスに選ばれた「ごみゼロアプリ」について紹介します。

ごみゼロアプリとは、「ごみゼロ共創ネットワーク」の取り組みの一つです。「ごみゼロ共創ネットワーク」は、海洋プラスチックに代表される散乱ごみ問題に対して、国内外で解決に向けた共創を高めることで、新たな環境放流をなくし、大阪ブルーオーシャン・ビジョンを達成することを目標としており、地球環境ユースサミットの主催団体でもある「京都超SDGsコンソーシアム」が事務局を担っています。アプリは、清掃活動を可視化し、より多くの人が参加するよう促すことで、地域社会全体の環境意識を高めるために開発されました。
私自身アプリを使ってみて、ごみ拾いのボランティアに参加している感覚でした。「ごみ拾い」といえば、ボランティア活動のこと、普段からやるものではないというイメージがあるかもしれません。ですが、このアプリはそんなイメージを壊してくれるものだと感じました。ごみを入れる袋と、このアプリがあればいつでもごみ拾いをすることができます。また、1ヶ月に1〜2回程度、ごみ拾いのイベントがあり、自分が住んでいる地域からそのイベントに参加することができます。ごみ拾いの状況を共有することができるタイムラインという機能もあり、仲間意識が芽生えます。
そんなごみゼロアプリを使ってみんなで少しずつごみを減らしていきませんか?

参考:ごみゼロアプリ https://cleanup.project530.com/home
執筆:
京都府立洛西高等学校 田村 鈴
